今年も暑い季節になりました。
暑くなってくると、お蕎麦だの、そうめんだの、冷たいものが食べたくなりますね。
安心してください。 今日は食べてもいい冷たい炭水化物のお話です。
食べて痩せるレジスタントスターチとは?
以前 冷や飯がいいと書いた記事を覚えていますか?
ご飯は冷やして食べる、レジスタントスターチについて書きました。
レジスタントスターチとは、つまり炭水化物にあるでんぷんが、冷やすと食物繊維と同じような働きをすることです。
なんと、水溶性と不溶性、両方の食物繊維の役割をしてくれるんですよ。
引用:https://tys.co.jp/より
カロリーが半分になるレジスタントスターチ
水溶性食物繊維のように腸内細菌のエサになって善玉菌の増殖を促したり、
不溶性食物繊維のように便のかさを増やしてお通じをよくしたりする機能があります。
レジスタントスターチの糖が分解し発酵すると、短鎖脂肪酸と呼ばれる酸が作られます。
この短鎖脂肪酸は腸内環境を酸性に傾けての悪玉菌の増殖を抑えたり、善玉菌を増やす働きがあり、腸内環境をよくしていきます。
ふつうの食物繊維は、大腸と肛門をつなぐ直腸を素通りしてしまいますが、
レジスタントスターチは、直腸も掃除しながら腸内細菌に栄養を与え、腸全体を元気にするスーパー食物繊維なのです。
しかも冷やすことで、もともとあるレジスタントスターチの量が1.6倍増えるので、
同じ量の炭水化物を食べても、低GI食品になり、カロリーが半分になるのです。
余談ですが、私の住んでいる茨城県は、干し芋が大変有名です。
芋の生産地なので、焼き芋もよくうれますが、近年 冷たく冷やした焼き芋も店頭に並ぶようになりました。
冷たいデザートのようにして頂くのですが、これなら普通の焼き芋より同じ量を食べてもカロリーが半分と言うことで安心ですね。
レジスタントスターチは、ご飯に限ったことではありません。
このように芋、パスタ、うどん、春雨などにもあるので、夏場は冷たい炭水化物にしてお召し上がりください。
簡単に増やせるレジスタントスターチ
さて、レジスタントスターチの作り方ですが、わざわざ冷たい水に曝したり、冷凍庫で冷やす必要もありません。
炊きたてのご飯を1時間放置しておくだけで作れます。
ですから、コンビニでお弁当を買う時にわざわざ温めなくていいわけです。
あまり長く放置してしまうと、この暑い夏場は菌が出来てしまうので、気を付けてくださいね。
便秘が改善される
圧倒的な人気の糖質制限ダイエットですが、続けるとどうしても炭水化物の量を減らすことになるので便秘に悩まされてしまいます。
しかし、このレジスタントスターチの働きを利用すると、炭水化物も実質半分の量を食べている形になるので
安心して食べられて、お通じの改善も期待できますね。
まとめ
- レジスタントスターチは、水溶性と不溶性の両方の食物繊維の役割をする。
- レジスタントスターチは冷やすと温かい時より、1.6倍に増える。
- 同じ量の炭水化物を摂っても、冷やすことでカロリーが半分になる。
- 炊きあがりから1時間常温で放置するだけで作れる。
- レジスタントスターチの効果で腸内環境が改善される。
Tick Tok動画のご紹介
また、ずぶら料理を作ってしまいました。動画を撮ったので、こちらも見てね。
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